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【右丁】
三ぼうぜんは四季之山を作り四季之色に染め春ならば秋
之季を夏ならば冬之季をよけて三季を作る過去。現在。未来
といふ心なり当季をさきに三ツかなわにもり御前にて汁を
かくべしこれは近世之作り様也又古法と云て三峯膳之山
之かたちのみ古法之如く作り其山を赤山。白山。黄山などと
云て山を色にて染たるすいせんにて作り色のあんを其上
に置き古法を得たる如くいへども山の形のみ古法にして
作り様は古法にあらずこれぞ古法中之新法といふベしこ
の新古法へんじて右の三ぼうぜんとなりたるならん真の
古法に至りては如此ものにあらず我家之極秘之事なれど
も世に知るものなきより右等を以て真の古法之如く思ひ
【左丁】
あやまるものあらん事をうれひやむなく左に記し置く
真之古法の三峯膳拵様
米の粉 くづ うどんの粉 あまづら
右をにんじんの汁にてこね合しせいろうにてふかす
なり
【図】《割書:唐| |天竺| |我朝》《割書:五度土器|下輪| | | 》《割書:こちう|下輪|下輪|こちう》《割書:耳土器| 》箸 三方据之
こぢうにはぬきくるみ。そへ肴を盛るベし三峯膳仕立
あげ呪文