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翻刻
【右丁】
様ある白綾に平絹之裏を付たる打敷を床一ぱいより少し
床之下迄たるゝ程に敷き其上へ床飾をなすべし
水
曳
之床 【図】 婚姻に用る水曳。打敷之仕立様に伝あり
略
図
【左丁】
床飾之事
床飾に二重。十二折。唼物六合などを用ゆる事は仔細に伝る
事なれども口伝なるゆへ記さず置鳥。置鯉は神に奉る贄也
古は鳥にては雉。魚にては鯉を第一に賞翫したるゆへ此二
品を神に供する也後世に至りて魚は鯛。鳥は鶴を第一に賞
翫すといへども床飾に雉。鯉を用ゆるは古法之今に存する
ものなり当今は置鳥。置鯉之作り物を専ら用ゆこれは本式
にあらず本式には生の物を用ゆる也生の物は夏などは臭
気たちやすきゆへ已むなく作り物を用ゐたるを今は暑寒
之別なくこの作り物を用ゆ実に笑べき事也
二重。十二折。六合其他瓶子台。置鳥。置鯉。鶺鴒台。蓬莱台之図は