← 前のページ
ページ 82 / 282
次のページ →
翻刻
【右丁】
歯黒箱
長サ七寸 内の上の重にかね筆。楊枝などを
幅五寸五分 【図】入れ下にはかね次。ふしの粉の類を
高サ六寸 入れるなり
打乱箱
此箱の元は手箱之かけご也
それを別に作りて打乱箱と 長サ一尺二寸
名付けしもの也殿中に於て 横八寸
おすべらかしにて御歩行の 【図】高サ三寸二分
時女中後より打乱箱へおす
べらかしの先を受けて参る也
【左丁】
御寝之時は御枕元に置き御髪を乱し入れ給ふなり後
世打乱箱といふを略して乱箱と云髪を結ふ時には櫛其
他之道具を畳へ置かずして乱箱に入れ乱箱之下には
櫛巾といふものを敷也櫛巾の長サは六尺横巾三尺六寸
両面とも織物などにて作り五色の糸にて上ざしす
やは〳〵の紙とはやはらかき紙といふ事也鉄漿をつけ
て後これにて口を拭ふものなり
衣桁飾之事
衣桁は部屋又は仮粧之間に飾り置くべし飾り様は当日は
上之装束譬へば被(カヅキ)又はうちかけ之類翌朝よりは小袖の色
目之次第をたて飾るべし七ツ目迄は日々に取り替へ飾るも