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翻刻
【右丁】
懐中之品 香 包 香 袋 紙 楊枝指
鏡 印籠之類
印籠は大サ三寸ほどの重箱にして堆朱蒔絵などに
したるもの也これに用意之薬品などを入れる也今
は腰に下げ用うれども古は腰に下げたる事はなし
右は元来唐土にて印を入れる為に用ゐたる箱也其
形ちによりて作りたるものゆへ印を入れざれども
これを印籠といふ也
手道具之品 琴 硯 箱 料 紙 針 指
御伽傍公 雛 小人形 犬張子 守 刀
扇 子 水 引 化粧道具一式 乱 箱
【左丁】
寄かゝり 鋏 角 赤 火熨斗 ふくさ
糸 類 簇(シンシ) 苧 桶 歯黒道具一式
膳椀類一式
乱箱。歯黒道具。犬張子。角赤。水引之事は上に御伽傍公。
扇子など之事は第一巻に委く記し置たり雛は紙雛
を用うべし雛之説は長きゆへ爰に略す
寄懸りはひぢつきの事也
ふくさといふ名は古はなし古はこれを平(ヒラ)づゝみと
いひし也
本 類 百人一首 伊勢物語 源氏物語 万葉集
栄花物語 つれ〴〵草 女四書 歌がるた 草紙類