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飯百珍伝 - 翻刻

飯百珍伝 - ページ 18

ページ: 18

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【右丁】 焚(たき)て塩(しほ)を合(あは)し飯(めし)を常(つね)のことくたきあげ。じや〳〵といふ 時分(じぶん)に右の豆(まめ)を上へいれ暫(しばら)く熟(むま)しかきまぜうつして食(しよく) すべし。尤(もつとも)生豆(なまヽめ)の時は米とまぜ合(あは)し塩(しほ)を入/常(つね)の飯(めし) のごとく焚上(たきあげ)食(しよく)してよし    ○粟飯(あはめし)焚法(たきやう) 粟(あは)をよくつき《割書:上総辺(かづさへん)の農家(のうか)にて八日にほし目のなき臼(うす)にて|ひきもみをさりうすにてつきしらげるなり》 しらげて飯(めし)焚前(たくまへ)に洗(あら)ひ䈰(いかき)にうちあけ水をたらし置(おき) 《割書:粟(あは)には石(いし)あるものなれは桶(おけ)の中の中にてゆり|石をとるべし石のなき粟は洗(あら)ふに及ばす》扨/飯(めし)の水加減(みずかげん)するに は粟(あは)だけの水を余分(よぶん)に入/焚(たい)て吹(ふき)あがりたる時(とき)粟(あは)を          【右丁左下枠外】天保十五 【左丁】 入かきまぜる事なく入(いれ)たる粟(あは)の高低(たかひく)を杓子(しやくし)にてならし 早(はや)く蓋(ふた)をし火を半分(はんぶん)に減(げん)じ焚上(たきあけ)しばらく熟(むま)して かきまぜて飯櫃(ひつ)にうつし食(しよく)すべし○又/洗(あら)ふ事なく吹(ふき) 上(あが)りし時早く米の上に入/焚(たき)てもよし○西国辺(さいこくへん)にて苅(うり) 野畑(のはた)といへるを拵(こしら)へそれへ作(つく)りたる粟(あは)あり是は小粒(こつぶ)にて 味(あぢは)ひ劣(おと)れども殖方(ふえかた)常(つね)の粟(あは)に倍(ばい)す。然(しかれ)とも売物(うりもの)に なきものなれば焚方(たきかた)を記(しる)さず  ○稗飯(ひへめし)も右 粟飯(あはめし)の焚様(たきやう)に類(るい)すれば略(りやく)す    ○粟(あは)の粥(かゆ)