翻刻
【右丁】
製粮飯平素喫之雖荒
凶之歳亦何有所慮焉吁
其至乎盡乎殆不堪讃嘆
遂附一言以應其需
天保四癸巳仲冬
【右丁左下枠外】天保
【左丁】
○雪花菜飯(きらずはん)焚法(たきやう)
常(つね)に飯(めし)を焚(たく)ごとく米(こめ)を洗(あらひ)て釜(かま)へ仕(し)かけ。水加減(みづかげん)は
いつもより少(すこ)し和(やは)らかめに飯(はん)の出来(でき)んとおもふ位(くらい)に仕(し)
かけて焚(たき)。じや〳〵と木引頃(きひきごろ)になりたる時。雪花菜(きらず)を
飯(めし)の上(うへ)におき。其上(そのうへ)に塩(しほ)を程(ほど)よくふり又/蓋(ふた)をして暫(しばら)
く飯(めし)の熟(むめ)る間おき、よき時分(じぶん)に杓子(しやくし)をもつてかきませ
飯櫃(めしびつ)へうつし食(しょく)すべし。随分(すいぶん)よきもの也。西国辺(さいこくへん)にては