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飯百珍伝 - 翻刻

飯百珍伝 - ページ 6

ページ: 6

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【右丁】 大によし如此(かくのことく)すれば米壱升の手まへにて三四合 は徳分(とくぶん)なり   ○里芋飯(さといもめし) 米壱升に里芋(さといも)壱升をよく洗(あら)ひ大きなるは二つ に切(きり)小(ちいさ)きは其儘(そのまゝ)にて米と一所(いつしよ)にかきまぜしほを 程(ほど)よく入て焚(たく)べし尤(もつとも)水かけんは常(つね)の通(とふ)りなり 扨(さて)焚(たき)あげ暫(しばら)く熟(むま)しおきて杓子(しやくし)にてかきまぜうつ し食(しよく)すべし大に徳分(とくぶん)なり   ○里芋粥(さといもがゆ)          【右丁左下枠外】天保 三 【左丁】 里芋粥(さといもがゆ)は右/飯(めし)を仕(し)かけるより水を多(おほ)くいれる はかりのちがい也。しかし飯(めし)より米のあらひかた。まへめ よし。芋(いも)のこしらへも同(おな)し位(くらい)塩(しほ)も同し程(ほど)いれ始終(しゞふ) 釜(かま)の蓋(ふた)をとらざるやう追々(おひ〳〵)に火をへらしてたく べし。少(すこ)しあけて焚(たく)はくるしからねども蓋(ふた)をとりて 焚(たけ)ばかゆの味(あぢ)水くさし。蓋(ふた)をとらず気(き)をつけて 焚(たけ)ば味(あぢは)ひよし。尤(もつとも)焚(たき)あげ熟(むま)して食(しよく)すべし   ○薩摩芋飯(さつまいもめし) 薯(いも)の腐(くさり)りをきつて捨(すて)皮(かは)を去(とら)ず《割書:くさり多きいもは|かわをむくべし》