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飯百珍伝 - 翻刻

飯百珍伝 - ページ 7

ページ: 7

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【右丁】 其儘いつも菜(さい)にたくよりは少(すこ)し細(こま)かに切(きり)飯(めし)のふき あがる頃(ころ)入て塩(しほ)も程(ほど)よく入れ蓋(ふた)をして木を引/暫(しばら) くむまし置(おき)杓子(しやくし)にてかきませ櫃(ひつ)へうつし食(しよく)すべし ○田家(いなか)にてさつまいもを作(つく)る所(ところ)にては此いもの葉(は)を とりきざみて日(ひ)に干(ほし)おき麦飯(むぎめし)などのたきあげ頃(ごろ) うへにおき塩(しほ)を入しばらく熟(むま)して食(しよく)するに味(あぢ)はひ よしといへり○右米壱升にさつま芋(いも)二百目ばかり いるれは米/四合(しがふ)のかはりはすべし ○茶(ちゃ)がゆしらかゆにさつまいも入るは常(つね)のことなれは不記(しるさず)          【右丁左下枠外】天保 四 【左丁】   ○大根飯(だいこんめし) 大根飯(だいこめし)は常(つね)たく飯(めし)の中又は麦飯(ばくはん)の中にても大(だい) 根(こん)を鱠(なます)のごとくきざみ飯(めし)の吹(ふき)あがる時/蓋(ふた)をとり 飯(めし)の上へ入/塩(しほ)をも程(ほど)よくいれ蓋(ふた)をして焚(たき)あげ扨(さて) 暫(しはら)く熟(むま)しおきうつす時かきまぜ食(しよく)してよし ○常年(つねのとし)食(しよく)するには大根飯(だいこんめし)に醤油(しやうゆ)の出(だ)し汁(じる)かけ て食(しよく)すれども米価(こめのね)高(たか)き時は米のすくなくいる やうする事なれば大根(だいこん)を多(おほ)く入/塩(しほ)も喰(くひ)かげん に入かけ汁(しる)なしに食(しよく)すべし