翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

木斎咄医者評判 5巻 - 翻刻

木斎咄医者評判 5巻 - ページ 23

ページ: 23

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きんげんとよみけると。見ゑたりとて。瀧本流の筆 法と。しらさりけるとそおろかなれ。しばらくおがま せ。まきおさめけるとき五銭十銭宛つゝみて。床(とこ)の 上に置ければ。木斎申やう。いや〳〵それはめいわく なり。出家(しゆつけ)山伏にても侍らずいしやの事にて 候へば。それには及不_レ申と。ほゝゑみなから寐(ね)酒は しめたと心の内にて悦ける。爰にあつまりたる者の 中に。すこびたるもの有りて申やう。内々折も侍ら ば。うけたまはらんと存ぜしが。終(つい)についでも御座 なくて。其通にて打過候。けふはよき折からにて 候へば。尋(たつね)申度事の候惣而道々に。其本立て 御座候。先(まづ)仏道は釈尊(しやくそん)儒(じゆ)道は孔子(こうし)と承り及候也。医(い) 道のもとは倭漢(わかん)ともに。何と申候やと。しつほりと 問(とい)かくれば列/座(ざ)の者(もの)共。是はよき事御/尋(たつね)候。貴所(きしよ)の 御申出しなくはわれ〳〵の気(き)のつく事にて侍ら ず。幸成(さいわいなり)座(ざ)につらなり申候とて。なりをしづめてきゝ 居(ゐ)たり。其時(そのとき)木斎(ほくさい)日/比(ころ)はとくに。ならひ置(おき)しは爰(こゝ) なり。もしわすれもやすると。心をしづめかんがへて。先 でほうだいに云て見んと。心を大こく柱(はしら)にして打し はぶき。扇取なをしさて〳〵御きどくの御/尋(たづね)かな。 いかにも其/始(はじめ)御座候。先(まつ)伏義(ふつき)造(つくり)_二 甲歴(かうれきを)_一たまひ神農 嘗(なめて)_二百草(ひやくさうを)_一本草(ほんざう)起(おこ)り。黄帝(くわうてい)六臣(りくしん)と問答(もんだふ)して。霊枢(れいすう)