翻刻
【右丁】
一種
おほつゝらふじ
つたのはかつら
【左丁】
播州(はんしう)及(およ)ひ武州 秩父(ちゝふ)にもあり嫩葉(わかは)は糸瓜(しくは)《割書:へち|ま》に似(に)て小く堅(かた)し藤蔓(つる)冬(ふゆ)凋(しほ)ます
根は木の如(こと)し堅(かた)し此(この)二種(にしゆ)薬用(くすりに)するにたへす本経逢原(ほんけうほうけん)に漢防己(かんはうい)は是根 木防(もくほう)
己(い)は是苗(このなへ)と云ときは木防己(もくはうい)はつゝらふじを用ひ漢防己(かんはうい)は唐種(からたね)の物(もの)を用ゆべし
【版心の中央部に記載あり】
おゝつゝらふじ
【十~十一行の「防己」(四箇所)の「己」は「已」ヵ、もしくは読みの誤ヵ】
【十行五字目~「如し堅し」は国立公文書館デジタルアーカイブでは「如く堅く」。九行二十一字目~「小く堅し」は「小く堅く」(『本草図譜巻之29・30』コマ30 https://www.digital.archives.go.jp/img/4676176)。】