翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

[しのだづまつりぎつね付あべの清明出生] - 翻刻

[しのだづまつりぎつね付あべの清明出生] - ページ 17

ページ: 17

翻刻

□□是いつはりならはかの物をめされ某とうらかたのきとくをくらべさせて□□□□□□□□ □にしれ?申さんとはゞかりなくぞ申けるくぎやうせんきあつてやがてそうもん被成ける内ゟのせん□□ つ共也かつうは【且つうは?】ふしきをはらさんため則明日なんでんにて其せうれつを【勝劣を】たゝせとせんし有るたうまん悦ひ□【御】 前を立せいめい方へはぢよくし立はやよういとこそ《割書:三重| 》聞へけれすでに其日に也しかは清明親子と うまんみめいゟもさんだいすみかとなんでんにしゆつぎよなれは公家てん上人残らすはなやか□し けんぶつ也内ゟのせんしにはそれ〳〵両方きとくをくらべいつれにてもかちたるをししやう【師匠】まけたるを でしにしていよ〳〵道をおこなふべしとのせんし也両方はつとちよくとう申其時内ゟからひつを数□ してかき出す扨中にはねこ二匹入おもりをかけたり此内をうらない申せとせんし有其時だう まんいかに清明其方はうらかためいしんと聞さだめてそれかし御でしに成べき間しよししなんにあつか らんとあざけるていにそ申ける清明聞ておふそれはたかい也扨それかしうらない申さんや但【=それとも】こぶんうらな い給ふかたうまん聞て先其方うらない給へとさもおふやうにそ申ける其の時清明かんがへて申上る此か らひつの内にねこ二匹候はんとうらないける【。】だうまん【、】はつと思ひしかさらぬていにて是はきどくにうらな はれたりいかにもねこにて候けいろはしやく白也と申人々立ゟふたを取てみれはくだんのねこあら はれたりけつけいうんかく【月卿雲客】はつとかんし給ひける然共是はかちまけのしるしなしと又内ゟ大き成さん■の 上にあほい【=おほい】をかけ其中に大かうし【柑子】十五入則持出是も内成物をうらなへとのせんし也こんどはだうまん いらつて申上る此中には大かうし十五候といきをいかゝつて申上るせいめい本ゟ名人なればかうしとはしつ たれ共さすかめいよの物なれは爰ぞきとくをあらはす所と思ひやかてかちし【加持し】てんしかへて【転じ変へて】申上る此 内成は大かうしにては有ましく候ねすみ十五匹候と申上るみかと□しめ公家大臣扨こそせい 【A】とび烏しゝむら持来 【B】らうとう共 【C】清明いのる所 【D】やすなのしゝむら 【E】御藤太手 ̄ヲをふ