翻刻
成そ【。】なをなのつてしんじやうにとゝめをさせ郎等聞てきゝたくはきかせん是こそあしやのたうまん□
打太刀そと立かゝりずだ〳〵に切ふせしすましたりと悦びて其まゝそこを立のきける本ゟ人の
かよひもなき町はつれのことなれはたれ知物もあらずしてすでに其よもあけ方に也ければ
あなたこなたゟとびからすあつまりてやすなかしがいさん〳〵に引ちらしにくをくわへてのくも有あ
るひは手足もくをいぬ共くいさき爰やかしこへのきけるはめもあてられぬ《割書:三重| 》したい是は扨置
せいめいよいゟ御てんに相つめしか本ゟじんづうの物なれ共さだめるかうとてはかなくも是
をはしらす扨あけ方にやかたへ帰り一条のはしに行かゝりみれはなかはおちたりふしきやとむ
かふをみればはしの上に手をい有清明をみるゟくるしげ成声を上それかしは御内の五藤太に
て候清明はつとおとろき何ゆへさやうに成たるぞさればかやう〳〵の次第にてよひにちよくし
の立しゆへ君の恩とも仕り通る所に何物共なく侍ふせいたしはしをおとし君もかくの通?りに
ならせ給ふと申上れはせいめい是は〳〵とかけおりみてあれは何かはしらずしがい有其まゝそこ
へたをれふし《割書:ふし| 》声を上てぞなげかるゝ扨も〳〵あさましやゑゝ是はたうまんめがしはさならん然共
かれときはめんやうもなしよし〳〵某程の物か父をやみ打にせさせおめ〳〵と有べきやけに〳〵はく
とう上人の御つげにもたとへじやうがう【定業】かきりの命也共一度はそせいにおいてうたかいなしとおしへ
給ひしは今此時たりはくとう上人へ頼を懸つたへおかれししやうくわつそくめいの□をおこない
哀父上をそせいならせ奉らん我一せの大頼爰也とやかたへ人をつかはし則はしの上にやがてたん【壇】
をかざりけるされはにややすなかしかいとびからす引ちらしごたいもはなれたれ共やう〳〵に
取あつめだんのまへにすへ置たり扨たんには五色のへいを□□とう?□やう?あまたくもつを
【A】父のやすな
【B】清明さうもん
【C】六ゐのしん
【D】道まんせきめん ̄ノ所