翻刻
一私儀日本に御留置被成候とも又は本国へ御帰し被成候とも又は
日本にて如何様の御掟に被仰付候とも不苦候ろうま惣司申付候
も日本に御留め被成候とも又は御帰し被成候とも御下知次第
仕候様にと申渡候
一日本にて切支丹宗門御制禁の儀成程於国元も其隠れ
無御座候人々も存尤も私義も其段存罷在候得共惣司より申付
候まゝ渡海仕候
右之趣あらてれやんとうと申阿蘭陀人らてんと申す詞を以
異人に尋懸申候所右之通返答仕候由申候に付私共和解
差上申候以上
かびたん
やすふるはんまんすたある
あらてれやんとう
通詞 目付
子十一月 通詞
異国人致所持候大袋の内諸色之覚
一四角なるびいどろの鏡の様なる物
異国人に相尋候所さんまりやとうと申宗門の本尊の由申候
竪 壱尺
横 八寸五分
但し裏は堅木にてかねのくわん打有之
赤きどんすの袋に入有之候