翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

養生録 - 翻刻

養生録 - ページ 100

ページ: 100

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 諸(もろ〳〵)の腫瘍類(しゆやうるい)諸 癰腫(ようしゆ)に細末(さいまつ)にして熊胆(ゆうたん)に和(くわ)して  付(つけ)てよし○久瘧 愈(いへ)かぬるに細末(さいまつ)し糊水(のりみづ)に和(くわ)し  て紙(かみ)にのへ後髪際(うしろのかみのはへきわ)に付てよし 一 蓼(たて) 一切(いつさい)邪悪(しやあく)の気(き)を防(ふせぎ)きてあたらさらしむ目(め)  を明(あきらか)にし水気(すいき)を下す○夏月(かげつ)浴湯(よくとう)にすれは中暑(ちうしよ)  霍乱(くわくらん)の気(き)を避(さ)ると云 説(せつ)ありて俗(ぞく)中に専(もつは)ら是(これ)を  行(おこの)ふ者(もの)多(おゝ)し試(こゝむ)るに其(その)しるしあり 一 山葵(わさび) 欝(うつ)を散(さん)し汗(あせ)を発(はつ)し積滞(しやくたい)を消(しやう)す魚鳥(ぎよてう)の毒(どくを)  解(げ)し蕎麦(そば)の毒(どく)を消(け)す○歯痛(はいたみ)甚(はなはだ)しく口中(こうちう)腫(はれ)たる  に研(すり)おろし耳(みゝ)のうしろに付(つけ)るときは口(くち)あき水(みづ)  汁(しる)いでゝ速(すみやか)にいゆ 一 山椒(さんしやう) 積結(しやくけつ)を破(やぶ)り欝気(うつき)を解(げ)し胸膈(けうかく)をひらき嘔(をう)  逆(きやく)をやめ蚘虫(くわいちう)を退(しりぞ)く 一 胡椒(こしやう) 中(うち)を温(あたゝ)め気(き)を下(くだ)し痰(たん)を去(さり)霍乱(くわくらん)気逆(きぎやく)心腹(しんふく)  卒痛(そつつう)冷気(れいき)を治(ぢ)す○夏月(かげつ)毎日(まいにち)朝(あさ)の間(ま)に胡椒(こしやう)三粒(さんりう)  つゝ服(ふく)すれば夏中(なつぢう)中暑(ちうしよ)痢病(りびやう)の患を免(まぬか)る事妙  なり 一 芋(いも) 三種あり紫芋(とうのいも)を上品(じやうひん)とす瘀血(をけつ)を傷(やぶ)り腸胃(ちやうい)  を寛(ゆる)くす肌肉(きにく)を充(みた)しむ○灸瘡(きうそう)湯火傷(やけど)いへかぬ  るに生(なま)にて研(す)り泥(とろ)にし付(つけ)れは即(すなは)ちいゆ○紫芋(とうのいも)