翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

養生録 - 翻刻

養生録 - ページ 99

ページ: 99

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 に生姜(しやうが)を加(くわ)へて煎(せん)じ服(ふく)すれははなはだ効(こう)あり  ○嘔吐(ゑづき)甚(はなはだ)しき病人(びやうにん)に医者(いしや)多く半夏(はんげ)を用て一向  嘔(ゑづき)もます〳〵甚(はなはだ)しく煩悶(もだへ)苦(くる)しむには生姜(しやうが)ばか  り二三匁せんし服(ふく)すれば半夏(はんげ)の毒(どく)をさりて大(おゝい)  によし 一 蕃椒(とうからし) 胃口(いこう)をひらき宿食(しゆくしよく)を消(しやう)し結気(けつき)を解(と)き心(しん)  胸(けう)の痞悶(ひもん)を除(のぞ)き疝癥(せんてう)をくだき悪血(をけつ)を破(やぶ)り痰(たん)を  駆(か)り喘(せん)をやめ腥(せい)気をさる事妙なり○風毒(ふうどく)腫(しゆ)遍(へん)  身(しん)の痛(いたみ)あるに蕃椒(とうからし)の末(まつ)糊(のり)に和(くわ)して伝(つゝ)れば忽(たちま)ち  腫 出(いで)ていゆ○西瓜(すいくわ)を過食(くわしよく)して毒(どく)にあたりたる  に蕃椒(とうからし)を食らへば忽(たちま)ちいゆ○近世(きんせ)後藤(ごとう)家(け)の医(い)  流(りう)一切の痼疾(こしつ)に多食(たしよく)せしめて其(その)功(こう)を得(う)るの治(ぢ)  験(けん)を専(もつは)ら唱(との)ふ此(この)説(せつ)賤民(せんみん)の痼滞(こたい)の病(やまひ)を除くに用  て宜(よろ)しかるべし然(しか)れとも偏味(へんみ)の害(かい)ありて上衝(しやう〳〵)  の病(やまひ)を生(しやう)じかへつて吐血(とけつ)咳血(かいけつ)なとするにいた  るものあるべし能(よく)其(その)症(しやう)を明(あきら)めて与(あと)ふべきこと  なり○蕃椒(とうがらし)数種(しな〴〵)あり右(みぎ)の餌食(くすりぐい)にするは随分(すいぶん)あ  かく大(おゝい)なる品(しな)を用てよし 一 芥(からし) 胸膈(けうかく)を利(り)し翻胃(ほんい)を止(やめ)痰(たん)をひらく鼻(はな)いたみ  てふさがりたるに食(くら)ふてよし○風毒(ふうどく)腫甚しく