翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

養生録 - 翻刻

養生録 - ページ 128

ページ: 128

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 くして宜(よろ)しからず 一 蕎雀(あをち) 失血(しつけつ)を止め肌肉(きにく)をうるほす○黒霜(くろやき)にし  て諸(もろ〳〵)の失血(じつけつ)を治(ぢ)するに大にしるしあり金瘡(きんさう)出(しゆつ)  血(けつ)して止(やま)ざるに貼(でう)して甚(はなはだ)妙(めう)なり○蝮蛇(まむし)にさゝ  れたるには黒焼(くろやき)を疵口(きずぐち)に付(つ)けまた白湯(さゆ)にて用  て其(その)毒(どく)を解(け)すること妙々(めう〳〵)なり 一 雁(がん) 雁眆(がんばう)とて脂皮(あぶらかわ)の厚(あつ)き所(ところ)をいふなり煮(に)食(しよく)し  て中風(ちうぶ)攣急(れんきう)偏枯(へんこ)麻痺(まひ)したるに食(しよく)してよし○煉(ね)  り烊(わか)して膏(かうやく)の如(ごと)くして毎日(まいにち)空心(すきはら)に服(ふく)するこ  と久(ひさ)しきときは気力(きりよく)をまし筋骨(きんこつ)を壮(さかん)にし鬚髪(ひんはつ)  を長(ちやう)ぜしめ老(おい)ずとなり諸(もろ〳〵)の薬石(やくせき)の毒(どく)を解(け)する  なり 右の外(ほか)に餌食(ししよく)すべきもの数品(すひん)ありといへども常(じやう) 用(よう)にあらずして異類(いるい)の品(しな)はあぐることなし