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なれは祈祷(きとう)は平生(へいぜい)の事にして孝悌(かうてい)忠信(ちうしん)修(おさめ)_レ身(みを)斎(とゝのへ)
《割書: |レ》家(いへを)は平生(へいぜい)の祈祷(きとう)なり道(みち)を行(おこの)ふ者(もの)は神(かみ)は助(たす)け給(たま)
ふの理(り)なれは常(つね)に社稷(しやしよく)の神に詣(もう)て国恩(こくおん)を謝(しや)し
無事(ぶじ)を祈(いのる)へし病(やまひ)に臨(のぞ)んで俄(にわか)に祈(いの)るは世俗(せぞく)にも
悲(かな)しき時(とき)の神(かみ)たゝきと云て益(えき)なき事(こと)なれ共 是(これ)
又(また)世上(せじやう)の交(まじは)りにて行(おこな)はざれはなりかたき時(とき)は
其(その)宜(よろ)しきに随(したが)ふべし然(しか)れ共 夫(それ)のみに拘(かゝは)りて医(い)
薬(やく)を廃(はい)するはいよ〳〵惑(まよひ)の甚(はなはだ)しき義(ぎ)なれは深(ふか)く
医薬(いやく)を頼(たの)みて其他(そのた)は時宜(じき)に随(したがふ)て斟酌(しんしやく)すべし偏(へん)
僻(こつ)の敞(ついへ)なきやうに心得(こゝろえ)べき事(こと)肝要(かんよう)なり