翻刻
【右丁】
〇青物を多く食し面色(かほのいろ)青白色になり
うそばれたるには
五加(うこぎ)の根を煎じ用ゆべし
〇面(かほ)部手足むくみ出たるには
商陸根(とうごぼうのね)をせんじ用ゆべし
〇惣(すべ)て毒にあたり胸甚(むねはなはた)くるしく嘔気(はきけ)ある
には吐薬(はくくすり)を用ゆ
塩湯(しほゆ)茶碗に一二杯のみ鶏(とり)の羽を口中(くちのうち)へ
【左丁】
いれ咽をさぐるべし 必(かならす)吐なり
〇腹甚疼痛(はらはなはたいたみ)下(くだ)りたき様子ならば
野薔薇実五六十粒煎じ用ゆべし
腹下るなり
毒草
〇草鳥頭《割書:かぶとばな|》 天南星《割書:てんなんしやう|やまこんにやく》
半夏《割書:はんげ|からすびしやく》 蛇苺《割書:へびいちご|》