翻刻
万病と心のあるをそゝくには水をのめ人水になれ人
江戸神田
四方新兵衛
文化十一年甲戌三月 柳下茂兵衛
笹川浦兵衛
いく千代もかわらぬ水を身にそゝき朝な夕なにのむをわするな
ろくこんをはらひ清むる修行には先あたまから水あひてみよ
はのいたみ口中あれてなやみなは日々に幾度も水をふくみて
にんしんは湯をつゝしみて水そゝきやす〳〵うみてちの道もなし
ほか〳〵と身のあたゝまる良薬は水そゝきしてふかく味へ
へいさんの守りは水としり給へ朝夕のみてつわりにもよし
ときやく【吐逆】には湯も茶もいみて水薬呑めはたちまちやむか妙やく
ちうかん【中寒=風邪をひくこと】てつゝう【頭痛】かんねつ【寒熱=悪寒や熱】するならはのみてそゝぐか第一によし