翻刻
妙薬なし草根木はゐ【?】薬なりとも飯を
喰ぬ病人はしるしなし譬は薬は盲也
米は手引なり泡盛を以穀気を身中へ順る
事第一の養生とおもふへし日々三度の
穀気惣身へめくれは病生せす長命疑なし人寿
百二十歳を上寿とし百歳を中寿とし
八十歳を下寿短命とする事古来の説也古へ
天子公卿に百歳余の人多く武門の者抔は
三百十六歳といふは長寿の長なり今の世の
人短命なるはほしゐまゝに美味をくらひ
あくま□【でカ】酒を呑穀気をめくらす事を第一と
せさるゆへなり長寿する術如何といふに
稲を養ひ米を得るにひとし稲は用水の掛
引程よくすれは豊作なり其上稲は一年
限のものと思ふ人あり左にあらず暖気の地にて
養方よくすれは年を越て枯る事なし