翻刻
【右丁上段】
○石工(せきこう)は石(いし)を切(きり)て
石 垣(かき)石 灯籠(とうろう)いし
橋(ばし)石塔(せきたう)などする
ものなり石にて
器(うつはもの)をつくるさいく
人をもいふ石を芋(いも)
茎(じ)をもつて煮(に)れ
はやわらかになるとぞ
○圬者(うしや)は今いふ
左官(さくはん)なり圬人(うじん)
とも泥工(でいこう)とも泥(でい)
匠(しやう)ともいふなり
圬(う)は杇(う)につくるべし
竃(へつい)その外(ほか)土(つち)ざいく
するものも同じ
【左丁上段】
相撲使(ことりづかひ)
○相撲は乃見(のみの)
宿祢(すくね)と
橛速(くゑはや)と
いふもの二人
取(とり)はじめ
たり
角抵(かくてい)と云
膂力(りよりよく)を
争ふ
わざ
なり
【右丁下段挿絵】
石工(せきこう)
《割書:いし| きり》
圬者(うしや)
《割書:かべぬり》
【左丁下段挿絵】
相撲使(ことりづかひ)
《割書:すもふ| とり》