翻刻
【右丁上段】
○蜑人(あま)は海中(かいちう)
に入て蚫貝(あはびかい)
昆 布(ぶ)あらめの
たぐひを
とる
ものなり
海人(あま)とも書(かく)
女(をんな)の業(わざ)なり
又 塩(しほ)くむ女
もあまと
いふいづれ海(かい)
辺(へん)のわざ
なればともに
同じ類(たぐひ)
なるべき
か
【左丁上段】
○釣叟(てうさう)はつり
するおきな
をいふ太公望(たいこうばう)
厳子陵(けんしれう)が
たぐひなり
(補)日本(ひのもと)にも神代(かみよ)
よりありし
よしなり
○樵夫(せうふ)は薪(たきゞ)を
とるものなり
又は山賤(やまがつ)とも
いふ (補)木(き)つくり
杣人(そまひと)なども
此たぐひのもの
なるべし
【右丁下段挿絵】
蜑(ゑん)
人(しん)
《割書:あま》
【左丁下段挿絵】
釣叟(てうさう)
樵夫(せうふ)
《割書:きこり》