翻刻
【右丁上段】
○販婦(はんふ)はあき
なひをする
女(をんな)をいふ買婆(ばいば)
ともいふなり
(補)都(みやこ)にはすくなし
鄙(いなか)におほく
あるもの也
○乞児(きつじ)は乞丐人(こつがいにん)
なり又 乞(こつ)
食(じき)とも
いふ
ものもらひ
なり又 非人(ひにん)
ともいふ
人 非(ひ)人 外(ぐわい)の義
なり
【左丁上段】
○漁父(ぎよほ)はすな
どりするもの
なり燧人氏(すいじんし)の
世(よ)に天下(てんか)に水(みづ)
おほし故(ゆへ)に人(ひと)
におしゆるに
漁(すなどり)をもつてす
(補)今 猟師(れうし)と
いふなり
○舟子(しうし)は今いふ
船頭(せんどう)なり海(うみ)
を渡(わた)す舟(ふね)に有
又 篙工(かうこう)とも棹(とう)
子(し)ともいふ但(たゝ)し
川舟(かはふね)にも船頭(せんどう)と
云
【右丁下段挿絵】
乞児(きつじ)
《割書:ものもらひ》
販婦(はんふ)
《割書:ひさき| め》
【左丁下段挿絵】
漁父(きよほ)
《割書:すなどり》
舟(しう)
子(し)
《割書:ふなこ》