東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 7 増補頭書訓蒙図彙大成

増補頭書訓蒙図彙大成 10巻 3:巻之4 - 翻刻

増補頭書訓蒙図彙大成 10巻 3:巻之4 - ページ 21

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【右丁上段】 ○牧童(ぼくどう)は広野(くはうや)   にて牛馬(きうは)    に牧(まき)する 童(はらわ)【注】なり牧童(ほくとり)  遥(はるかに)指(さす)杏花(きやうくはの)   村(そん)と詩(し)に も作(つく)れり牛飼(うしかひ)  はらわ【注】なり必(かならず)    笛(ふへ)を吹(ふく)  よつて牧笛(ぼくてき)と いふ詩(し)に牧童(ぼくどう)寒(かん)   笛(てき)倚(よつて)牛(うしに)吹(ふく)と  いへるも太平(たいへい)      の姿(すかた)       なり 【左丁上段】 ○鏡造(かゞみつくり)鏡(かゞみ)と   いふは神代(かみよ)に 天(あま)の糠戸(ぬかど)といふ  神(かみ)天照太神(てんしやうだいしん)   の御影(みかげ)を うつして始(はしめ)て  つくり給ふと也 (補)鏡(かゞみ)は姿(すかたの)善悪(よしあし)  を見(み)るも心(こゝろ)の    曲直(きよくちよく)を 正(たゞ)し改(あらた)めんが為(ため)  なりとかや 神前(しんぜん)に鏡(かゞみ)を  掛(かく)るもこの   いわれなるべし 【右丁下段挿絵】 牧童(ぼくどう)  《割書:うし| かいはら|    わ》【注】 【左丁下段挿絵】    鏡造(かゞみつくり) 【注「童」は「わらは」であるはずだが「はらわ」となっている。「は」は者と八より。「わ」は王より】