翻刻
【右丁上段】
○駕輿丁(かよてう)は
駕輿(かご)かきの
事なり
酒(さけ)を漉酌(こしかい)
藤二を漉酌(ろくしやく)
といふすぐれ
て大なる男(おとこ)とも
なり駕(かご)かく男(おとこ)
も漉酌(ろくしやく)といふ
○浪人(らうにん)とは所領(しよれう)に
はなれて流(る)
浪(らう)する
人をいふ牢人(らうにん)と
書(かく)はあやまり
なり
【左丁上段】
○傀儡師(くわいらいし)は
人形(にんぎやう)まはし
の事なり
でくゞつと
いふ淡路島(あはぢしま)
といふ所より
毎年(まいねん)正月に
きたりしよし
近年(きんねん)絶(たへ)てこの
ものなし又
田楽法師(でんがくほうし)と
いふものありし
よし今(いま)はその
名(な)ばかり残(のこ)
れり
【右丁下段挿絵】
駕輿(かよ)
丁(てう)
《割書:かごかき| ろく| しやく》
浪人(らうにん)
【左丁下段挿絵】
傀儡師(くわいらいし)《割書:てくゞつ》