翻刻
【右丁上段】
○女(をんな)はいまだ
嫁(よめいり)せさるを
女(ぢよ)といひ
すでに嫁(よめいり)
したるを婦(ふ)
といふ嫁(よめいり)しても
父母(ふぼ)よんで
女(むすめ)といふ
○婆(ば)は嫗(をう)媼(おう)
ならひに同じ
とりあけうばは
穏婆(をんば)
とも
早婆(さうは)とも
いふなり
【左丁上段】
○嬰(ゑい)は人(ひと)始(はじめ)てむまる
るを嬰児(ゑいじ)といふ胸(むね)の
前(まへ)を嬰といふこれを
嬰前(ゑいぜん)にかゝへて乳養(にうよう)
す故(ゆへ)に嬰といふ又女を
嬰(ゑい)と云 男(おとこ)を兒(じ)と云
○童(どう)は男(おとこ)十五 以下(いか)を
童子(どうじ)といふ童(とう)は独(どく)
なり言(いふこゝろ)はいまだ室家(しつか)
あらざるなり鬣子(うないこ)
総角(あげまき)みな童子(どうじ)の
事なり
○翁(おう)は長老(ちやうらう)の称(しやう)也
又人の父(ちゝ)を称(しやう)じて
翁(おう)といふ叟(そう)【「おきな」左ルビ】同
【右丁下段挿絵】
婆(ば)
《割書:うば》
女(ぢよ)《割書:をんな|むすめ》
【左丁下段挿絵】
童(どう)《割書:わら| はべ》
嬰(ゑい)《割書:みどり| こ》
翁(おう)《割書: |おきな》