翻刻
【右丁上段】
○僧(そう)は浮図(ふと)の
教(をしへ)にしたがふ者(もの)
なり沙弥(しやみ)沙(しや)
門(もん)桑門(さうもん)比丘(びく)苾(ひつ)
芻(すう)ともいふなり
又 僧正(そうじやう)僧都(そうづ)上(しやう)
人(にん)和尚(おしやう)長老(ちやうらう)など
(補)は僧官(そうぐわん)【注】なり国師(こくし)
大師号(だいしがう)あり
○尼(じ)は女僧(ぢよそう)なり
比丘尼(びくに)なり仏(ほとけ)の
四 部(ぶ)の弟子(でし)なり
尼姑(じこ)ともいふ (補)
尤(もつとも)宗門(しうもん)によりて
僧官(そうぐわん)異(こと)なり
【左丁上段】
○鍛(たん)は磨(ま)なり
推錬(すいれん)なり
金(かね)を治(ぢ)する
にて鉄(てつ)を
鍛ものなり
鍛冶(たんや)といふいうべし
鍜治(かぢ)と字(じ)
似(に)たるかゆへ
にむかしより
あやまり
きたりて
鍜治(かぢ)とはとな
ふるなり
といへり
【注 「官」の振り仮名の二番目「わ」の変体仮名「𛄊」と判断:https://cid.ninjal.ac.jp/kana/list/kana/308f/】
【右丁下段挿絵】
尼(に)《割書:あま|》
僧(そう)《割書:よすて| ひと》
【左丁下段挿絵】
鍛(たん)
《割書:かぢ| や》