翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

かてもの - 翻刻

かてもの - ページ 29

ページ: 29

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用る時はあくを洗ひおとし小刀にてけ つり用るに鰹節(かつほふし)におとらすといふ但 能々むして脂(あふら)を去らされば虫ばみて 永く囲ひかたしよく〳〵むすへし 然らは野猪ばかりにも限へからす何 毛ものゝ肉も同しなるへけれは是等の 心かけも亦其心懸の一なるへし又/田螺(たにし)【左ルビ「つぶ」】も からを去ゆてゝほし囲へは幾年を 経てもむしばますと云魚鳥毛ものゝ あふら尤以衰たる腹を養ふへし是も亦 心得の一なるへし 右は今の豊なる日に能々心得させよとの 御事に候条油断すへからさるもの也        中條 享和二年三月        莅戸