翻刻
【右丁】
よくしるへ□□□□【し。でう】すと申奉る仏は天地□□【ひら】け
はしまりたる仏也そのかみはくう〳〵ばう〳〵とし
て一もつもなき所に。しんら万ざうにんちくさう
□【も】く日月こと〳〵くつくりいだされ。せかいこんりう
と《割書:云| 々》そのさくしやをたつとまずして二千年
三千年このかたの。しやかみだをねんじてなにの
たよりにせんや。そのうへしやかのきやうせつはみな
むのけんなり。でうすのまんほうはみなうの
【左丁】
けんなり。しかるにぜんをいとなみでうすの御
おきてにたがはざるものをははらいぞうと申てたの
しみをきわめあんらくにぢうすあく人をはゐん
へるのと申て。かなしみのきわまりたる所へ
おとさるゝ。そのいにしへは。あくもぜんもくもらく
もなきを末世(まつせ)にをよふ程衆生の気智(きち)。ひ
ずみ□【す】なをならざるによつて。は□【ら】いそういぬ
へるのを□□□【つくり】をき給ふ。日ほんの諸神諸仏