キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

吉利支丹物語 2巻 - 翻刻

吉利支丹物語 2巻 - ページ 33

ページ: 33

翻刻

【右丁】  百年の時分まておとりてみろくのしゆつせあり  尺迦(しやか)まて九仏め也うのことく二十一仏しゆつせし  給ふてせかいめつすといへりさうたうこんりうと申  てせかいあたらしくなれとも衆生ふぞうふけんして  つくる事なし一仏しゆつせのあひだたうりてんの  四千年此せかいの五十六おく七千万ざい也人げん  は無始(むし)こうより今まてるてんする事はゐんぐわ  しやりんのことし。石(いし)に火(ひ)の性(しやう)あるかことく人げん 【左丁】  も仏になる性をそなへもちけれとも心へそこない  でんだうめいめうして。とんよくふかけれは。がき  だう。ぐちさかんなれはちくしやうだう。しんい  さかんなれはしゆらぢごくだうにおつる。そのく  げんつきて。又うさうのせかい。人ちくのたいない  をかんじて。めん〳〵のさごうによつて仏たうを  とくるもあり。あくだうへひかるゝもありと《割書:云| 々》 一 後生(こしやう)をねがい。仏たうをとけんと思ふに。しん。さう