翻刻
【右丁】
ぎやうの三つのしなあり法(ほう)に二法なしと申せ共
一ざう人くにんのやからには南無阿弥陀仏とぎやう
ぢうざぐわにおこたらす其うへにおひてぜんあく
をおもひはかりて正ぢき正路をほんとし人のにくみ
をうけすぜんごんじひをもつはらにして一しんふらん
にみたによらいさいはうしやうどへすくいとらせ給へと
うたがいなきやうにけうけするをもろ〳〵の一
もんむちのざう人にすゝむる次第也妙法蓮花【注】
【左丁】
の五じのだいもくをとなゆる人もほけきやう八ぢく
のうちに始覚本覚(しかくほんがく)のさとり。大ぜうゑんどん
ありかたき事此御きやうにましたる事は有まじ
とうけ給り候へとも一もんふつうなれはめうほう
れんげきやうとあさ夕となへてぢやくくわうじやう
どへむまれてふたいてんのくらゐにあんさせよと
けうけする物也
一 中智(ちうち)のくらゐにけうけの次第は先日ほんは神
【注 「経」脱 「妙法蓮花(華)経の五字の題目」】