翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

難船人帰朝紀事 - 翻刻

難船人帰朝紀事 - ページ 18

ページ: 18

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【右丁】   専ら油薬也丸薬もあり 一 水風呂なし/盥(タライ)にて行水す熱病を煩ふ人は蒸風呂を拵て浴室にて蒸せは   発汗して治すると云 一 人生るゝ時医師来て取上る也産髪不剃其侭ひる湯を浴せる名は親より   付る火のはれ血着等のことなし 一 妻帯するには自分女を見立て其志したる女へ相談し得心の時は向の親   と自身の親へ告げ夫より親とも寺へ行住持へ頼み住持ゟ両人を呼ひ先聟へ   向て其方何某か娘を妻に致す処その通りなりやと問左様なりと答ふ又娘に   迎ひて何某の妻になる事相違なきやと問相違なしと答ふ夫より双方へ   申渡有之菓子を出し互に契約相済家に帰る格段に婚礼の怡なとする   ことなし 一 酒はイヱテレ国ゟ来る上党の人は不飲下輩の面々はかりのむ酒の   名ポツトツインと云 一 鯨船仕出は大商共沖間にてする也油の売捌は本国にてす上油壱升   《割書:升は日本の三升位也|尤夫ゟ下も段々あり》代銀壱枚《割書:壱枚|三貫文也》下油は九百文位也マツコ鯨の油にて   蝋燭を拵と云 【左丁】 一 鯨を突には艀【右に赤〇】壱艘に六人乗組て行■二本にて突留るなり仕成には身を捨