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コレクション: コレクション2

麻疹御伽双紙 - 翻刻

麻疹御伽双紙 - ページ 7

ページ: 7

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【右】 薬種方(やくしゆかた)には唐物(からのくすり)和薬一統(わのくすりいつとう)にはしか【麻疹】をふせがんと升麻葛根(せうまかつこん)を 大将(たいしやう)として四/方(ほう)の入口(いりくち)に陣(ぢん)をとり六枚屏風(ろくまいひやうふ)を盾(たて)につき 御医師方(おいしやがた)の供(とも)かんはんを幕(まく)とし威儀(いぎ)とう〳〵とまちかけ【待掛】 たり その加勢(かせい)には本町(ほんちよう)三丁目/并(ならひに)町(まち)〳〵端(はし)〳〵( 〳〵 )薬屋(くすりや)の 蔵(くら)に年久(としひさし)しく隠(かく)れたる薬(やく)にたゝすも此節(このせつ)十分(じうふん)の勢(いきをひ)ひ 盛(さかん)に馳出(はせいた)すいかにはしかゞ 悩(なやま)さんとおもふとも 鶏卵(たまご)に石(いし)で叶(かのう)ふ まじとぞ見へたりけり しかしおとつさんおつかさん おいしやさんの        いひなさる通(とを)り毒(どく)な 物(もの)をあがらぬ様(よう)になさらぬとはしかめかいろ〳〵の事をして                           たまし                             ます そのわけはたん〳〵次(つぎ)にあるからよんでみな 【左】 【上辺】 涼膈剤助(りやうかくざいすけ)は 別(へつ)に陣(ぢん)をとり敵(てき)の 様子(ようす)を伺(うかこう)ふまさかの 時(とき)は出(で)て大功(たいこう) をあらはす おいらはいつれ ごづめた【後詰めだ】 さき ば しる   と しそ   こ ないが  で   きる 【中右辺から】 芝(しは)へんに一揆(さはき)が  おこつたといふが   大勢(たいせい)ゆく       には    およぶ     まい 【中下辺から】 不養生(ふようじやう)で  はし かに   つけこまれ  二度目の かつせんには   てぬる     い ことはして   いら    れぬ    みな〳〵  せい   たせ〳〵 【図中説明文字】 桔(き)梗(きやう) シヤクヤク【芍薬】 甘 芒【芒消。コマ16にあり】 巵【山巵子=サンシシ、クチナシの実。コマ16にあり】 大黄【だいおう】 おうこん【黄芩】 はつか【薄荷】 れんきやう【連翹】 涼膈剤助伏兵 升(しやう)麻(ま) 葛(かつ)根(こん) 甘(かん)草(そう) 【左端 幡】 升麻葛根剤(シヤウマカツコンサイ)