翻刻
【右】
柊(ひいらき)の(の)葉(は)
多羅樹葉(たらしゆよう)
【左】
一/節分(せつぶん)の夜(よ)門(かと)にさしたる柊(ひいらき)の葉(は)を三十三/軒(けん)にて一枚(いちまい)つゝもらひ
あつめ煎(せん)じてはしかせぬ小児(ことも)に呑(のま)すべしかならす軽(かるく)して
殃(わざはい)あることなし
一/多羅樹葉(たらやうのは)一枚(いちまい)とり
麦殿(むきとの)は生(うま)れたまゝに麻疹(はしか)してかせたるのちは我身(わがみ)也けり
といふ歌(うた)を書(かき)はしかせぬ小児(ことも)の名(な)と年(とし)を書(かい)て川(かは)へ流(なが)すへし
かならすはしか軽(かるく)く余病(よひやう)も出(いで)ず
右は我(わか) 日本/神聖(しんせい)の伝法(てんほう)にして必験(ひつけん)の妙法(めうほう)なり
信(しん)すへし尊(たつとむ)むへし
麻疹(はしか)避忌(へきい)