翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

当世医者風流解 3巻 - 翻刻

当世医者風流解 3巻 - ページ 25

ページ: 25

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たらして頭(あたま)の道具(だうぐ)などを拵(こしらへ)さす分/肝心(かんしん)じや又/外(ほか)におき せんても有(ある)か東辺(とうへん)へしたつて借金(しやくきん)でも出来(でき)そうならちや つと早(はや)ふ目先(めさき)きかして埒明(らちあけ)て戻(もど)るのか勝(かち)じやぞや又 外(ほか)へやらねバならぬ。難義(なんぎ)してからねだる所がなひぞや。 ソシテ嫁(よめ)の方(はう)からしうとめをいぢりつきておひたがよい ぞやヘイ〱といふて居(い)るとつきあがりがするぞやなどゝ親(おや) が云聞(いひきか)すやうな時節(じせつ)也。むかし譬(たと)へにさへしうとめ祖母(ばゞ) が嫁(よめ)いぢるやうなといへど今ハ嫁(よめ)がしうとめ祖母(ばゞ)をいぢる といはねバ気(き)がきかぬなどゝて笑(わら)ふ也。中々/今時(いまどき)のしうとめ ハ嫁(よめ)なしかやうな祖母(ばゞ)はとんとなし。しうとめハ年(とし)の功(こう)で 物毎(ものごと)にやう気(き)がつく替(かわ)りにハ少々(せう〱)口(くち)やかましいもの也。 嫁(よめ)は色(いろ)けが有(ある)ゆへ和(やわ)らかでよけれども若(わか)いかげんで 物毎(ものこと)にとんと気(き)がつかぬものなれバ。先是(もづこれ)ハどちらが どうでも喰(く)ふて見ねハ。とつくりとしたことハしれぬもの なれバ。何分(なにぶん)むかしハ。加古川本蔵(かこかわほんぞう)にもちつと念(ねん)を入 て舅姑(しうとしうとめ)に孝行(かう〱)尽(つく)すべしと云聞(いひきか)せたものなれど