翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

当世医者風流解 3巻 - 翻刻

当世医者風流解 3巻 - ページ 34

ページ: 34

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わいなアといひし也/扨(さて)も今(いま)の娘(むすめ)の子(こ)ハ油断(ゆたん)のなら ぬ。むかしと違(ちが)ふて。よつほとかしこひこと也と思ふべし ○右申/聞(きか)すがことく。むかしと今の風義(ふうき)のかハりたる ことハ雲泥(うんでい)の違(ちか)ひなり。されバむかしの病は律(りち) 義(ぎ)にあつて只(たゞ)一/筋(すじ)なものて有(あり)しに今時(いまとき)の病(やまひ) はいろ〳〵似(に)せもの多けれハ当世(たうせい)気転(きてん)の療治(りやうぢ) ならてハ愈(いへ)かたし此理(このことはり)を能弁(よくわきま)ふべしよつて左(さ)に 伝授(でんじゆ)すべし。爰(こゝ)に亦老若(またらうにやく)の容儀(かたき)あれバ療治(りやうぢ) もまた其容儀(そのようぎ)に応(おう)じておこのふべし。書法(しよほう)に 尽(つく)し伝(つた)へんと欲(ほつ)すれども説解(こうしやく)にいとまあらねハ 爰(こゝ)に老若(らうにやく)の容儀(かたき)を六歌仙(ろくかせん)につらねて顕(あら) はし述(はんべ)る 当世医者風流解 上終