翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

当世医者風流解 3巻 - 翻刻

当世医者風流解 3巻 - ページ 33

ページ: 33

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中人(なかうと)口で薄(うす)ひといふ位(くらい)なれバ。よつほど。やつと薄(うす)からふ がまた最壱軒(もいつけん)いふてきた所ハ十人/並(なみ)より。ちと悪(わる)ひ 男(おとこ)なれども。かねがらで歴々(れき〱)の筋目家柄(すぢめいへから)じやといふこと 中人口で十人なみよりちと悪(わる)ひといふ位(くらゐ)なれバよつ ほどわるひ男と思はるゝが縁(えん)のことハ親(おや)のまゝにもならぬ もの無利(むり)に押付(おしつけ)られぬ程(ほと)にの。そなたの了簡(りやうけん)次第(しだい) にしやといへバ娘(むすめ)ハ一生(いつしやう)の片付(かたつき)のことなれバ。さしうつむい て思案顔(しあんがほ)。母親(はゝおや)見て取(とり)。とつくりとしあんしやゝ。せい てせかんことじやぞやと云(いふ)てたらして尋(たつぬ)れバ。娘(むすめ)も漸々(やう〱) に顔(かほ)をあげ。了簡(りやうけん)が極(きわま)りましたわひなと聞(きひ)て母親(はゝおや) ホンニこれしやわしでさへツイ思案(しあん)が極(きわま)りにくゐのに早(はや) ふよふ了簡(りやうけん)をきわめやつたのふハイわたしや両方(りやうはう)へ 行(ゆき)たふこさり舛ヤアナント嫁入(よめいり)するのに両方(りやうはう)へ行(ゆき)たひ といふハニアどふいしたことじやぞいのふアノかゝさんの合点(がてん) の御わるひことわひなア昼(ひる)ハかねがしの所へいて。夜(よ)さ りハ小間物屋(こまものや)の方(はう)へいかふといふことでござります