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よき事ハとろふて邪魔(じやま)て
めんどうで小むつかしくていやてならひて
飛あかるほめそやさるゝ
のりたかるむまひことにハ
ついおまさりて
いきすきハおやし
めかすことげいじまん
あなおしけるか粋(すい)とき人
当世医者風流解 中
是から気転(きてん)の伝授(でんじゆ)
○先病家(まづびやうち)より丁稚使(でつちつかい)に来(きた)らバ。微笑(にこ)〳〵として
大義(たいぎ)を何遍(なんべん)もいふてかき餅(もち)の二三/枚(まい)もやりたら
しこみ。又/何(なに)なりとも夫相応(それさうをう)の常断(じやうだん)もさすべし。
丁稚(でつち)ハ口の悪(わる)きものなれバ。彼(かの)かき餅(もち)に食付先(くひつきまづ)
此方(このはう)を誉己(ほめをの)が常断(じやうだん)をかくさんため。あの御医者(おいしや)
さんハゑらふ流行(はやり)て大勢(おゝぜい)人がつかへてござりまして。