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○/本土気(ほんつちけ)といふわろつなれバ。へつらひなしに正直(しやうじき)そう
でとんとつくらひけのなひ。本(ほん)うぶといふむつちり
うまそうなよひ御方(おかた)ジヤと云(いふ)て誉(ほむ)るべし
○/中品(ちうひん)の人の自慢咄(じまんはな)しの好(すき)なる人なれバ其大(そのだい)を
いふを得(とく)と聞(きゝ)。ヘイ〱とばかりの返事(へんじ)でハ興(けう)かなし。
是ハけしからぬ御事で御さり舛コレハきよふとひおこと
で御さります。扨(さて)も〳〵あきれ入ました事(こと)で御ざり舛
などゝいふべし
○/上品(じやうひん)の人の自慢咄(じまんはな)しの返事(へんし)にハコレハ ハヤあきれ
入ましたコレハ ハヤ中々(なか〱)もつて恐(おそ)れ入ましたおことでござ
りますイヤハヤ〱さやうな義(ぎ)を承(うけたまは)りますと感心(かんしん)いた
します。中々/以(もつ)て万人(まんにん)に勝(すぐ)れた御事でござり舛
といふて誉(ほむ)るべし
○/下品(げひん)の人の自慢咄(じまんはな)しの返事(へんし)にハ貴様(きさま)ハなんで
もよふ埒明(らちあけ)る一向玉(いつかうたま)しや面屋(めんや)の火事(くはじ)とやらで顔(かほ)
役(やく)じや扨(さて)もマアゑらひ顔(かほ)なものじやナアといふて誉(ほむる)