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御/咄(はな)し申ますが必外(かならすほか)へ御/咄(はな)しハ御/無用(むよう)で御座り舛か
此方(このはう)の人は東辺(とうへん)へハ参(まい)られませぬが。とかく内(うち)の女衆(おなこしゆ)
をやうつまみ食(ぐひ)をいたされます。是(これ)ハ東辺(とうへん)へこつたり
外(そと)のおきせんよりもいつちわるひことて御座り舛モウ〳〵
大ていごうのわいたものじやござりませぬ。内(うち)が乱(みだり)になり
まして店(みせ)のものゝ制(せい)等が出来(でき)ませぬ。此節(このせつ)せんだく
ものかつかへてござり舛(ます)やら。漬(つけ)もの時分(じぶん)で。こうこのお
だい。くもじのかぶらも松か崎(さき)からも。吉田(よしだ)からも来(き)て
ござり舛れども。腹(はら)が立(たち)ますゆへ小屋につんで其侭(そのまゝ)に
してほつたらかして御さり舛(ます)。わたしもごうがわきましてナ
捨(すて)ぶち打(うち)ます気(き)になりまして廻(まわ)り〳〵てハやつはり内(うち)の
損(そん)でこさり舛。此方(このほう)の人もそんなことにねつから気(き)が付(つき)
ませぬ。此方(このほう)の人と一ツになる様(やう)な女子衆(おなこしゆ)は出替(でかわ)り前(まへ)
なら最暫(もしば)らくのことじやと思ふて辛抱(しんぼう)して。出替(でかわ)り
には出(だ)して仕舞(しまひ)ますけれど出替(でかわり)までよつほど間(あいだ)が
御ざりますれバ。中途(ちうと)でもかまハず。とつとゝ出し舛(ます)けれど