翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

当世医者風流解 3巻 - 翻刻

当世医者風流解 3巻 - ページ 82

ページ: 82

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じや御/座(ざ)りませぬかナンノまあ是(これ)ハ中(なか)がよひばかりて子(こ) どもをたんと生(うむ)と申ますものでも御/座(ざ)りませぬ。ほんの 時(とき)の拍子(ひやうし)でござり舛ホンニそれハそふと其(その)御子(おこ)さまハ すくやかな。可愛(かあひ)らしいよい御子(おこ)さんで御ざり舛ナアそし てマア色白(いろしろ)でかつきりとした御かしこそうなアラマア笑(ゑ) 顔(がほ)よしさんとしたことかハ ナアシテ御幾(おいくつ)さんにおなりなさり ますへハイ師走(しはす)生(うま)れで年(とし)よわの五ツになります。きつ い損(そん)な子(こ)で漸(やう〱)半月(はんげつ)はかりが一/年(ねん)になりまして年(とし)ゟ ハよつほどちいそう御ざり舛ナンノマア親御(おやご)さまのよくめで 其やうに思召(おほしめす)ので御座り舛。わたしの眼(め)でハ御/五(いつ)ツさん でハよつほど大がらさんに存舛(ぞんじます)アノマア口淀(おつしやる)ことハひナアイヱ〳〵 してまあ御/虫気(むしけ)もなさそうにアラマア可愛(かあひ)らしい御顔(おかほ) わひナアシテマアおとなしさんで宜(よろ)しう御/座(ざ)り舛。イヱ〳〵 もうはや〳〵おうちやくもので。どうもこうもなりませぬ。 ねつから云(いふ)ことハ聞(きゝ)ませず困(こま)り入てをり舛シテ近所(きんじよ)は 所(ところ)がわるふござり舛ゆへもの云(いひ)が悪(わる)ふてなりませぬ。なん