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申ましても聞(きゝ)ませぬイヱモウおうちやくさんなが御/丈夫(じやうぶ)
さんでよろしうござり舛(ます)ホンニそんな御子(おこ)さんの親御(おやご)さまハ
嘸(さぞ)よひ御たのしみて御座りませふアラマアおつしやることいひ
わひナアもう〳〵子供(こども)にとんとこりて〳〵こりまいらせまし
た。夫(それ)でも追付(おつゝけ)おあとができ遊(あそ)ハしますとお姉(あね)さんに
おなりなとおのづからをとなしさんに御なりなさり舛(ます)もの
で御/座(ざ)り舛アラマア其跡(そのあと)て口淀(おつしやる)とびく〳〵いたしますわい
なあナンノまあおいたゝりさんなりと出来遊(できあそ)バすかよろし
うござり舛わひなアまた今年(ことし)閏(うるふ)が御ざります。御たの
しみになされませなどゝ女房同士(によはうどうし)の口弁(あぶら)ながした
挨拶(あいさつ)でもつたもの也
○/是(これ)を先(さき)の女房(によはう)あぶらけなしに。実(まこと)のためになる
やうにいふ時ハ。其(その)御子(おこ)も年(とし)よわのしわす生(うま)れの
五ツとおつしやれども。年(とし)よわにもせよ夫(それ)でもよつ
ほどちいそう見(み)へ舛。そしてマア女子のくせに色(いろ)の
黒(くろ)ひにく〳〵しい黒いうちにも底色(そこいろ)かわるふて何(なん)で