翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

当世医者風流解 3巻 - 翻刻

当世医者風流解 3巻 - ページ 87

ページ: 87

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御/座(ざ)ります。柳(やなぎ)の場信(ばゞしな)のやからで御/座(ざ)り舛。どうぞ 御苦労(ごくらう)さんながら御/見舞(みまひ)なされて下されませといふを 聞(きゝ)。柳の場しなのやとハ。どうやら聞(きひ)たやうな名(な)じや ノフシテ御病人(ごびやうにん)ハどなたじやのハイおはんさんで御/座(ざ)り舛 といふフウ敷安(しきあん)は頓作先生(とんさくせんせい)の教(をしへ)の所ハこゝじやと 思ひ折(をり)ふし貰(もら)ひ合せしぼた餅(もち)一ツやりけれバ。丁稚(てつち)大 きによろこび扨(さて)御/病人(びやうにん)の御めしハどれほどくわしやる のと問(と)へハ ハイ女子衆(おなごしゆ)がいふてゞ御ざり舛にハ。山盛(やまもり)にして 三ばいづゝあがり舛。扨々(さて〱)夫(それ)はよつほどよひ食事(しよくじ)じや のフウシテ裏(うら)むきハのヘイつるべ縄(なわ)のやうなが一尋半(ひとひろはん) ばかりマア夫(それ)ハまあけしからぬことなれど食事(しよくじ)相応(そうおう)の ことなれバ気(き)づかひなことハなひが腹(はら)あんばいハ何(なに)といふ てじやハイあいまに痛(いた)むそうにござり舛シテすきな物(もの) ハ何(なん)じやのハイすいものを好(この)んでちよこ〳〵いつしく。かく して梅干(むめほし)をあがつてゞ御ざり舛フウソシテ外(ほか)にハ ハイ 頭痛(づつう)がするといふてゞ御ざり舛フウ扨(さて)も〳〵貴様(きさま)ハ