琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: ハワイ大学所蔵 阪巻・宝玲文庫 vol. 1

琉球雑話 - 翻刻

琉球雑話 - ページ 7

ページ: 7

翻刻

【右丁】 夫琉球国(それりうきうこく)は日本 薩摩(さつま)の国より 海上 行程(かうてい)三百余里をへだつもと朝(てう) 鮮国(せんこく)の幕下(ばくか)なりしが近来 彼国(かのくに)に も伏(ふく)せず勿論(もちろん)日本へも陏(したか)【「隨」の仮借】はざりき 然るに慶長十四乙酉年四月上旬 の比 薩州(さつしう)の大守に命(めい)じて琉(りう) 【左丁】 球(きう)を征伐(せいばつ)せしめ給ふ依て十万 余騎(よき) をもつて彼国(かのくに)を征(せい)する事いにしへ唐土(とうど) 三国の時 諸葛武侯(しよかつぶこう)か南蛮(なんばん)を 征伐せしごとく謀事(はかりごと)機(き)にのぞんで 変(へん)に応(をふ)じ進退度(しんたいど)に当り人数を 損(そん)ぜず智勇(ぢゆう)をもつてせしかば六風