翻刻
大和本草ni曰
梓の花 一名 かはらひさき
又一名 木王と云
世俗木さヽけ
雷神木ともい云
和名類聚抄ニ曰
梓 孫愐か切韻に曰梓《割書:音子和名|阿豆佐|》
木の名楸之屬也
甲申年蕤賓廿有
四日真寫
陸佃か椑雅に曰く呼して梓爲木王と
葢木莫良は亍梓より羅願か云屋
室有此の木則餘材皆不震せ
其爲木王と震すとは雷の落るを云
國俗梓木に雷をそれて梓ある
宅に不落と云々々
和漢三才圖會灌木類曰
梓《割書:音|子|》 木王
《割書:唐音| つう|》 實を名豫草と
楠省亦名豫草と
與此の同す名を
和名阿豆佐
梓有三種木の 理(すし)白者を爲梓と赤き者を
爲楸梓の美文なる者を爲椅と小き者を爲榎と
〇古者は彫り此の木を爲書板と故に有繍梓
鍥梓之名倭の板には多く用ゆ櫻木を
本草一家言云
梓 阿都佐《割書:又|》阿加米加之和
或は云う御菜葉(みさいは)《割書:又|》御志都葉
《割書:又|》銚子木《割書:又|》木豇豆(きさヽけ)
《割書:又|》雷電桐 木王