翻刻
【右丁】
赤(あか)
沢(さは)
山(やま)
蟾蜍(かはず)怪
抱朴子(ほうほくし) ̄ニ曰(いはく)ひきの
ことぶき三千年なる
ものはかしらにつのあると
いふむかしあかざはやまの
ふもとにさと人あり
さくもつをうへて
かてとなしぬある日
れいのごとくさと人
うちつれたちこの
ところへゆきけるに
かさまつのしたに大き
なるかわづまなこはかゞ
みのごとく口はくれないの
ごとくなれば人々くもを
かすみとはせかへり
【左丁】
ひと〴〵にかたりぬ
【下段】
このようぐわいさのみがいは
なさねど人をなけることをゑてか
むさしいづさがみ【武蔵伊豆相模】の人を
たび〳〵なけしと
なん