翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

武家物奇談 : 3巻 - 翻刻

武家物奇談 : 3巻 - ページ 9

ページ: 9

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【右丁】 越(えつ) 中(ちう)   俱利伽(くりか)       羅谷(らたに)   巴(ともへ) 女(じょ)の     怪    いまはむかし    ゑつちうくり      からたに        と         いへる           に         うつ 【左丁】       くしき女       いでゝおふきなる        かぶとはち【兜鉢】を            もつて ゆきき の人  に みつ を くんでくれ よとこふやら ねばそでごひのごとく どこまてもついて一つるべくれよと いふうるさきゆへ一つるべづゝのち にはくんでやりぬればみつを もらふとすがたはたちまちきへ うせるとなんさればこのやまを のぼらんとするときは一つるべづゝ やるゆへ人つるべとあやまりまた なみ〳〵とみつをこのむゆへなみはともへ のかたちなれば【注】いつしかくりからたにの ともへ女とよひともへ女の人つるべと いまの世までもいゝつたふ 【波巴また巴波などの言い方がある】