翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

かんなんの夢枕 2巻 - 翻刻

かんなんの夢枕 2巻 - ページ 13

ページ: 13

翻刻

【右丁】 いつしかなつもすぎ ゆくそらのあまの がはじぶんになれ ばおふみはたちば なてふにもあき はてふかがわ【深川…東京都江東区西部の地名。安永・天明年間(一七七二~八九には遊里が栄えた。)】の ほうへとこゝろさし まつどばしにみを よせわつかのうちに このちのふり【習慣】もをぼへ けふはしほどめの ちよんのまづとめ ふ【妙】なやどにてきやく をかへしそのみは ふねにてどばしへかへる これを どばしのきわん【「極む」か】とも 【左丁】 またみあがりにてらく なれば からだのらくがんとも 思ふ ゑひすやの庄さんに しかけ【打掛の称。江戸の遊里でいわれたが、遊女の着る小袖類をさしていうこともある。】をたのんだら ついせうちす これからやまへ まわつてかへりや       しやう