翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

かんなんの夢枕 2巻 - 翻刻

かんなんの夢枕 2巻 - ページ 5

ページ: 5

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【右丁 上部】 すかんびんにかんなんの まくらをもらいし よりゆめともなく 今までのざしき もどこへや らこう〳〵【荒荒】 たるのはら【野原】となり 大あらしきう【急】にふり きたれはおふみは かくるきももたず これもかんなんの うちだろうとつぶ やくおりしもいづく よりかよつで【「四手駕籠」の略。…四本の竹を四隅の柱とし、割竹で簡単に作り、小さい垂れをつけた粗末な駕籠。】一てう かけきたり おふみをのせる 【右丁 下部】 ぼうぐみ【棒組=駕籠かきの相手。相棒。】や わるいあめだの 【左丁 上部】 これよかごのるものら ぬもふられてはゆくよ ゆくのはおやかたのうち かたはせみまるすがたは おかる ゆめ といふ ものは よく あん じた も ん だ 【左丁 下部】 かごかきの よるのあめは さつはりいかん       の おやかたのいゝつけで をむかいにめいりやした これからなかあふみや のたゆふしよく【大夫職=江戸時代遊里で大夫としての資格をもつ遊女。遊女の最高級のもの】あふ         みの       さまだよ