翻刻
【右丁上段】
家(いゑ)蔵(くら)堂(たう)などをひくろく
ろなり
○趕網(かんまう)攩網(たうまう)ともに魚(うを)を
とる具(ぐ)なり俗(ぞく)に左手(さで)と云
○罾(そう)はうをとるあみなり又
方張(はうちやう)といふ此たぐひのあみ
数品(すひん)あり此図(このず)は四つでといふ
あみなり
○網(もう)はあみなり庖犠氏(ふつきし)の
つくりはじめ給ふ罟(こ)同し
俗(ぞく)にとうあみ又かちあみと
いふなり
○羅はとりあみなり芒氏(ばうし)
はじめて羅(あみ)をつくる鳥罟(とうこ)也
絹糸(きぬいと)又/麻糸(あさいと)にてつくる也
かすみといふ有又たちこし
【左丁上段】
○囮(おとり)はなれたる鳥(とり)をつな
いで外(ほか)の鳥(とり)をいざなひ来(きた)
らしむるを囮(おとり)といふなり
㘥(くわ)媒鳥(はいてう)同
○雀竿(じやくかん)は黐竿(ちかん)同ゑさ
しさほなり黐(ち)はとりもち
なり
○笯(ど)はとりかごなり庭篭(にはこ)
丸篭(まるこ)などあり
○炉工台(ろくだい)は釜(かま)をかけて火(ひ)
をたく台(だい)なり俗(ぞく)にをき
へついといふ
○鷹架(たかほこ)は鷹(たか)のとまる
木なり
○弶(りやう)は罟(あみ)をみちにもふけて
狐(きつね)兎(うさぎ)などをとるものなり
【右丁下段挿絵】
趕網(かんまう)《割書:さで》 罾(そう)《割書:よつで又はうちやう》 網(まう)《割書:あみ》
羅(ら)《割書:とりあみ》 囮(くわ)《割書:おとり》
【左丁下段挿絵】
雀竿(じやくかん)《割書:とりざほ》 笯(ど)《割書:とりこ》
炉工台(ろくだい) 弶(りやう)《割書:わな》 鷹架(ようか)《割書:たかのほこ》